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ポルトリンクから北西へひた走り、荒野の山小屋に到着。
何のためらいもなく井戸へ飛び込むエイト。
井戸の底は青くてぷよぷよしているものに覆われていました。
「た 助けて!誰でもいいから その王冠を ぼくから 外してよう!」
それは何とキングスライムでした。井戸の上で遊んでいるうちに、落っこちて
しまったそうです。何てお間抜けな生き物なのでしょう。
可哀想に思ったエイト君は助けてあげることにしました。
「ありがとう!さあ その王冠を おもいっきり 遠慮も容赦もなく
引っ張って!」
エイト君は言われた通りに遠慮も容赦もなく、ぐいーんと大きな王冠を引っ張り
上げました。
ぽんっ
王冠が抜けるとキングスライムは消え、8匹のスライムが現れました。
エイト君は助けてくれたお礼にと、スライム達から大切なスライムのかんむりを
もらいました。
ああ、スライムのかんむり…。
2周目では、レシピ埋めるためにキングアックス作っちゃったんだよな~。
おかげで何匹のキングスライム&メタルキングを虐殺するはめになったことか。
大事に大事にしよう。そんでもって今度はちゃんとメタルキングよろい作ろう。
さしあたってはヤンガスに装備させる。あんなにでかかったのに、人間でも装備
できるんだね。
山小屋から荒野の船を眺める。
「こんな ちっこい目でがすが アッシ 遠くのものを見るのは 得意なんで
げすよ」
ちっこいって言うか、三白眼だよね。
「……。」
ちっこい目で凝視する。
「おお!ありゃ すげえ!兄貴 ありゃすげえよ!ぜってぇ 行ってみるべき
でがす!」
ヤンちゃん大興奮だ。
いったい、彼の目には何がどのように映っているのだろう。
船を探して荒野を彷徨う。
「船ー。船やー。返事しろー。船ー」
ククールって、澄ました顔して突然変なこと言い出すよな。
「……答えるわけねえか。あーやってらんねぇー。いつまで この山ん中歩くん
だよ?足 疲れた。かったりぃ」
カリスマ騎士の本音。
古代船発見!
トロデはもう自分の物のように思ってる。まぁでもここはトロデーン領でもある
ことだし、いいんじゃない?
それより、何故トロデーンには船がないのだろう。沿岸にある国なのに、港すら
ないし。そんなに波や潮流が激しいのだろうか。
船が荒野にあってはどうにもならない。動かす方法を求めるため、トロデーンへ
戻ることに。
「トロデーン城は エイトの兄貴が 兵士をして 働いていた場所。アッシには
憧れの地でげす」
「…呪われて滅んじゃったけどね」
「城には きっと 兄貴の男気にほれこんだ部下たちが 100人も200人も
待ってるんでげしょうなー」
「そんなむさ苦しい部下はいらない。そもそも部下なんていないし」
「ああ早く トロデーン城に 行きてえでげすよ!ワクワクして 今夜は
眠れねえでがす!」
「だから、期待しすぎだっての!」
可愛いなあ、ヤンちゃん。
ククールがレベルアップ。妖精の矢を覚えた。
よし、これで自給自足できる!マヌーサもラリホーアローもばんばん撃つがよい。
フィールド上のお宝を回収していると、でんすけ発見。さ、硬貨取るぞー。
おっと、いきなりもえさかるかえんがきた!
うわあ、すごい。ヤンガスのダメージが4だ。他の3人はそれぞれ20ポイント
近いダメージ食らってるのに。さすが毛皮のポンチョ+鉄の盾。
ゼシカがさくせん通りにテンション上げ始めた。通常ザコ戦ではせいぜい2回
ほどしかためないところを、何と3回までためた。
――何をするつもりだ、ゼシカ。
イオ?ヒャダルコ?意表をついて双竜打ち?それともまさか――投げキッス?
ゼシカは ヒャドを となえた!
ヒャドかよ!
竜商人でんすけに 259の ダメージ!
竜商人でんすけを たおした!
うおお、すげー!
ヒャドで259の数値なんて初めて見たよ!テンションってすげー!
ベロニャーゴが現れた。って、いきなり寝とるし。
しかし何だな、こいつ体色が黄色っぽくてグレーの縞模様だから、寝顔が完全に
イっちゃってるように見えるよ。絶対、何か変なクスリ、キメてるって。
トロデーン西の教会でセーブ。
ここで第3回戦略会議。
「みんな、調子はどうだい?」
「アッシはまだまだいけやすぜ」
「私もそれほどMP消耗してないわよ」
「オレはマヌーサ連発しすぎたな。ま、妖精の矢で補充させてもらうさ」
「兄貴、ここで一泊しないんでげすか?」
「宿泊費60Gもするんだぞ」
「この教会って、ルーラで来られないのよねぇ…。それが問題だわ」
「そう。だから、俺はこのままトロデーン城まで突っ走りたいと思ってる」
「宝箱回収したり、チームモンスターと戦うのは、正直しんどいだろ」
「ただ城を目指すだけならいけるでがすよ、きっと」
「そうね。イーブルアイズに出会わなければ何とかいけそう」
「それは大丈夫。やつらは昼間しか出てこない」
「さすがトロデーン兵士、詳しいな。なら夜のうちにさっさと行こうぜ」
「そこで、だ、ククール」
「ん。さくせん変更か?」
「違う。――お前は絶対に死ぬな」
「お、おう」
「あと、ザオラルは必ず1回で成功させろ。いいな?」
「…ほんとに背水の陣って感じだな、おい」
今回のエイト、命は懸けるが、金は懸けない主義ですから!
ノックヒップに踊らされたり呪われたり、デビルパピヨンに毒まき散らされたり、
ベロニャーゴに眠らされたり、常に死を覚悟させられたりしたけれど――
トロデーン城に到達できたぞ!
城門の前に立ち、ルーラを確認。よし、トロデーン、入ってる。
城を目の前にして立ち去るのは心残りだが、仕方ない。川沿いの教会へルーラ。
元気になって戻ってくる。
けれどまだトロデーン城には行かない。先にフィールド探索を済ませる。
バックルを倒し、スラリンをモリーのところへ送り、ヨシキィをぶちのめす。
「この橋が壊れてなかったら、もっと楽に帰ってこれたのに。…ねぇ、ヤンガス」
「ルーラ覚えた時、どうしてトロデーンに戻れなかったんでげしょうね、兄貴」
二人とも、それは言わない永遠の約束だ。
城門へ向かって坂を駆け上りながら、ふと思った。
この坂を馬車で上り下りするのって、結構キツイんじゃないか?特に下りが。
うう、姫が不憫だ…。
それでは、トロデーン城へ。