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オークニスへ帰還。
「ようやく 戻ってこれたか。ありがとう。本当に世話になったね」
足手まといとはここでおさらば…かと思いきや。
「……ところで 迷惑ついでに ちょっと キミたちに
話しておきたいことがあるんだ」
はいはい、行きますよ。こうなったらどこへでも。
グラッドさんの部屋にて。
グラッドさんはメディさんの息子だけれど、その跡を継いで遺跡の守り人になるよりは、
薬草の知識を人々の役に立てたいと思い、
「……私は 家を……母を捨てた人間なんだ」
オークニスの薬師として人々の為に働いているのだけれど、
「しかし 夢をかなえても 私の心は 晴れなかった。
母ひとりを残して 家を出たことが 後ろめたかった……」
でも、エイトたちがメディさんの袋を持ってきてくれた。
生き方を認めてくれたようで――嬉しかった、と。ほろり。
そこへ。
「いつでも 子供のことを見守り その子が 困っていれば 助けようとする。
親なんてのは そういうものじゃよ」
陛下、いつの間に…。
この台詞もアレかな、EDの伏線なんかなぁ。
話は続く。
メディ母子の家系には賢者の血が流れているそうな。
しかし、天からの声(黒犬)が“本物は別にいる”と言っていた。
もしかしたら…メディさんが狙われるかもしれない。
「そこで どうだろう?キミたちも 一緒に行ってくれないか?
正直 私ひとりでは 心細いんだよ」
うわ、「はい」を選ぶつもりが、いつもの癖で「いいえ」にしちゃった!
「こらっ エイト!お前は ちっとも 今の事態が わかっておらんようじゃな」
ひー、やっぱり叱られた。
わかってます、わかってますって!
「わしらが追う 黒犬は 賢者の末裔を 狙っておるのだぞ」
「あのメディばあさんが 賢者の血を引いていると 聞いた以上 行くしかあるまいて!」
行きます、行きますって!
よし、出発!
と、全員で意気込んだ時に、タイミング良く例の酔っぱらいが登場。
階段で寝こけていたせいで風邪ひいたとか。自業自得。
「すまないが 私の方は しばらく ここを離れられそうにない」
「必ず 後で追って行くから キミたちは 先に 母の所へ 向かってもらえないか?」
よござんす。悪いけどグラッドさんは足手まといだしね。
「一族代々の役目を 投げうって 自分の夢を選んだ グラッドさん」
「それを認めるだけでなく 後押しまでしてくれる メディおばあさん」
どうでもいいけどみんな何でメディ“おばあさん”って言うの?王様に至っては
“ばあさん”呼ばわりだし。…高貴な身分のくせに。
普通に“ メディさん”って呼んであげようよ。
「……ふたりとも 素敵だし 私には うらやましくも感じられるわ」
「うちのお母さんも もう少し 私のこと 認めてくれてもいいのにさ。
ホント 頭の固い人だから……」
いやー、どんな親でも娘に敵討ちは認めないと思うがな。
「そういえば さっき あんた達の中に 魔物みたいなヤツの姿が
見えたような気がしたんだが……」
気のせい気のせい。
ってか、いつの間にか消えてるし、王様。いったい何しに来たんだろう。
「意気込んで かけつけても 助ける相手が ヨボヨボのシワシワじゃ
今ひとつ やる気が でねえな」
やる気になってる時にいっつも水を差すのがククールなんだよなぁ。
でもメディさんってヨボヨボのシワシワか?割と恰幅良かったぞ。
「でも ま あのバアさんには 雪崩から助けられた 恩もあるからな。
一応 助けてやるとするか」
ホント素直じゃないね、この人。
「わしは グラッドの行動には あまり 賛同できんな」
「他ならぬ 母親の危機なのだぞ。あんな風邪ひきバカなんぞ ほっといて
すぐに 駆けつけるべきではないのか?」
今度は“風邪ひきバカ”か…王様やっぱり口悪い。
「そりゃ ちがうぜ おっさん!
グラッドのだんなだって 自分の母親のこと 心配してねえはずはねえ」
「その私情を押し殺して 自分の職務を 全うしようとするのが
男の生き方なんじゃねえか!」
げすがす口調じゃないヤンちゃんはカッコイイと思う。
「ちょっと! 今は そんなことで 言い争ってる場合じゃないでしょ!
メディおばあさんの家に 急ぐわよ!」
急いでルーラ!
メディさんの家に到着。
扉を開ければ、そこにはオオカミ。
家はオオカミ達に占拠されていたので、外へ出る。
「静かね……。この静けさは 何もなかったってこと?それとも……?」
家ん中、オオカミだらけだったでしょーが!
「ようやく 着いたでがすね。バアさんは 無事なんでげしょうか?」
「……ううっ。気持ちばっかりが あせるでがす」
だから家ん中、オオカミだらけで…。
「とりあえず 外から見た限りじゃ 何も起こってないように 見えるが……」
「しかし あの暗黒神の野郎が かかわってるんじゃ 油断はできねえな。
バアさん……無事でいてくれよ」
…テンプレ会話だから仕方ないか。
ぐるっと裏手へ回り、遺跡の中へ。
おっと背後にオオカミだ。
遺跡の中からメディさんが呼んでいるので、突入。
オオカミ達は結界に弾かれる。この時、2頭ともまったく同じ動きをして、気持ち悪い。
「この結界の中にいれば もう 安心ですじゃ」
「あのような 悪しきものは この中へは 入ってこれませんからのう」
結界に守ってもらわなくても、余裕で倒せるんだけどね。
遺跡の中をうろうろしていたら、外でどかんと大きな音が。
「……さて どうやら いつまでも ここに こもっているワケには
いかぬようですじゃ」
「ここは 鬼が出るか 蛇が出るか 外に出て この邪悪な気配の正体を
確かめてみねば なりませんな」
はーい、先生。オオカミと犬が居ると思いまーす。
遺跡の外へ。
そこにはオオカミに囲まれ、かつ黒犬に踏みつけられているグラッドさんが。
「うっ……ぐっ」
「す……すまない。キミたちの後を追ってきたら 突然 この黒犬に おそわれて……」
いいとこないなぁ、この人。
また 貴様たちが……
どこまでも しつこい奴らよ。
だが 今は 貴様たちの相手を
しているヒマは ない。
賢者の血を引きし者よ。
観念して 出てくるがいい。
さもなくば お前の血を引く者……
この男の命は ないと思え。
メディさん、ご指名です。
「……か 母さん。出てきちゃ ダメだ!こいつは 母さんの命を狙って……」
ガスッ!なんて黒犬に杖でしばかれるグラッドさん。
映像で見せられても不思議なんだけど、あの距離にして杖でどつけるものか?
ま、それを言うと、戦闘終了後のエイトの動作にもツッコまなきゃいけなくなるし。
「……ほう。これは おどろいたね。わしを呼んでるようだから 出てきてみれば
なんと 相手が犬だったとは!」
あんたものこのこ出てきなさんなって。狙われてるのに。
エイトも止めろよ。結界に押し戻せ。
人質を返せいいやそれはできんとあっさり言い返され。
一歩を踏み出すメディさん。
エイトは さいごのカギを 手に入れた
「エイトさんや。後のことは 頼みましたぞ……」
意味深だよなぁ…“最後”の鍵。
よくぞ来た 賢者の末裔よ。
今 その命 刈り取ってくれよう。
「やはり そういうことかい。でも バアさんが相手だからって 何でも
思い通りになるとは 思わないことだね」
と、黒犬に投げつけたのは、ヌーク草の粉が入った袋。
ガアァァァァッ!!
き 貴様 何をぉ……。
苦悶の黒犬。
…あの粉、絶対グラッドさんにもかかってるよなぁ。気絶してるから無問題なのか?
「さあっ バフ お行きっ!」
てっきりバフが勇ましく黒犬に襲いかかるかと思いきや、のっそのっそとグラッドさんを
引っ張ってくるだけ。
それはいいけど、オオカミ以下、エイト達も見てるだけかよ。何とかしろよ。
グオオオオ~ッ!
おのれっ! おのれっ! おのれ~っ!!
誰もが見ている前で、杖に貫かれるメディさん。
納得いかん!
これは助けられただろうが!
老いぼれが 味なマネを!
これでは 目も鼻も 利かぬ……。
だが 残る封印は あとひとつ。
あとひとり……最後の賢者を葬れば
我が魂は この忌まわしき杖より抜け出せる!
翼が生えた。確かドルマゲスもこれによく似た変身したよなぁ。
「待ちなさいっ!ようやく 追いついたんだから。逃がさないわよ!」
遅いよゼシカさん!それは遺跡を出た時に言うべきだろ。
何故か黒犬ではなく、オオカミと抗戦。
――あっさり殲滅。意味分からん。
ヤンガスがレベルアップ。このタイミングって気ぃ抜けるわ。
鎌とにんじょうに半分ずつ振る。
そして飛び去っていく黒犬。
「か 母さん……。何てことだ。 オレが あの黒犬に捕まったばかりに……」
「ようやく 謝ることができると 思ってたのに……。オレの……オレのせいでっ!!」
半分はエイト達のせいだよ…。
ああもう、悲しすぎる、このイベント。
遺跡の中で。
お祈りするエイトが印象的でありました。
「キミたち! キミたちは 黒犬を追って 旅しているんだろう?
だったら お願いだ!」
「二度と 母のような犠牲者を 出さないよう あの黒犬を追いつめて
必ず ヤツを倒してくれ!」
「あんたに言われんでも そのつもりだったんじゃがな……」
ここでも何故か王様が居る。姫をどこに置いてきたんだ。
「やっと 追いついたのに 飛んで逃げられてしまうんじゃ
どうしようもないではないか!」
逆ギレのトロちゃん。
「……そうだ レティスだ!」
「相手が 空を飛ぶなら こっちも 空を飛ぶもの……
神鳥レティスのちからを借りればいいんだ!」
レティスは邪悪なものと戦う神鳥。
「レティスなら きっと あの黒犬との戦いにも
ちからを 貸してくれるにちがいないよ」
何でそう信じ切れるの。相手は神の鳥さんですよ。
「母さん……。母さんのカタキは きっと 彼らが 討ってくれるよ」
自分で、とは言わんのか、そうか。
「これで 杖の封印を解くために 犠牲になった賢者の末裔は 6人……」
「最後の賢者は 何としてでも 守らなくちゃならないわね」
見ているだけだった人が何を言うか。
「バアさんの家も すっかり 焼け落ちちまったでげすね」
「この焼け跡を……バアさんを救えなかった くやしさを
アッシは 一生忘れねえでがす!」
この熱い台詞に、誰が主人公なんだか分かりゃしないと思った。
「母親の死を悼むのは 当然のことだが
オークニスには あいつの帰りを待つ者も 多いんだ」
「そういう連中のためにも グラッドには さっさと 立ち直ってもらいたいもんだな」
「自分を 必要としてくれる者が いるってのは
オレに言わせりゃ うらやましい話だぜ」
ククールはたまにぽろっと本音を言う。
外に出た。
「ねえ エイト。もう この辺りに 用はないんだし
どこか 他の場所へ 行きましょうよ」
何でそんなにサバサバしてるの、ゼシカさん。
「メディばあさんを殺されちまうわ 肝心の黒犬は みすみす取りのがすわ……
この国じゃ ロクなことがなかったな」
「あ~ いやだ いやだ。こんな縁起の悪いところからは 一刻も早く はなれたいぜ」
何げにひどい言いぐさじゃないか?
「最初は あれほど 珍しかった この雪景色も
今じゃ すっかり 見慣れたもんでがすね」
「どっちを見ても 真っ白けで 変化ってもんがねえから
アッシは もう飽きちまったでげすよ」
え、ヤンちゃんまで?さっきの熱い台詞はいったい…。
「黒犬は 逃げてしまったし もう この雪国には 用はあるまい」
「さっさと 立ち去るとしよう。
いいかげん ヌーク草の効果も切れて また寒くなってきたしのう」
陛下まで。
みんながどっか行こうと言うので、旅立ちます。