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実況スタイルのドラクエ8プレイ日記(3周目)。コメント欄はトロデ王専用。
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「フォーグとユッケが カジノの オーナーの座をかけて 
勝負をすることになったでげす」
「それで アッシらは ユッケの護衛になることを 決めたんでやしたね」
「ユッケとは 竜骨の迷宮で 待ち合わせてるでげす。
待たすのも わりぃから 急いで行きやしょう」  (byヤンガス)

急いで来ました。

「もぉー 遅い遅い。遅すぎ!待ちくたびれて 死にそうだったよ」
「お兄ちゃんは とっくの昔に 中へ入っちゃったみたいなの。
だから あたしたちも 急がないとね」
「絶対に絶対に この勝負に勝って お兄ちゃんに ギャフンと言わせてやる。
首を洗って待っていろー お兄ちゃん!」
“お兄ちゃん”連呼。やっぱ妹属性だな。

「あたしは 戦わないから 魔物と出くわしたときは キミたちで がんばるんだぞ」
えー、“あの”チャゴスだって一応戦闘に参加してたのに…。

in竜骨の迷宮。

「ん!?なによ なによ。
思わず あたしに話しかけてしまうほど さみしいとでも言うの?」
うん。
「でも今は 急いでる最中なんだよ。くっちゃべってる ヒマなんかないよ。
はやく お兄ちゃんを追わないと!」

それでも話しかける。さみしがりだから。

「フォーグとユッケは お互い ケンカをするだけ まだマシだよな。
ケンカも 対話の一種だしよ」
ほらほらククールがひがみだしたよ。
「え~ 兄妹ゲンカだよ。これの どこが対話なのさ。
ところで キミにも兄弟とかいるの?」
「……兄が ひとりいるけど なんの交流もないね。
ヤツは オレを いないものだと 思っているらしくてね」
「どんなに 冷たい お兄ちゃんでも たった ひとりの肉親なんだから 
大切にしないとダメだぞ。ダメダメ!」
ん?なんでククールに両親がいないこと知ってるんだ?
「そこまで言うなら お前も 兄妹ゲンカなんか すんなよ!」
お前こそ“ケンカも対話の一種”だって言ってただろうが!

「これで勝負がつけば 本当に 恨みっこなしで カジノの新オーナーが
決定するのかしら?」
「勝敗がついても どっちかが ごねて この勝負は無効とか
言い出したりしないといいけど……」
ゼシカさんは心配性。

「あたしも 継承の試練のことは くわしくは知らないんだよ」
「なんか 竜骨の迷宮の奥で 手のひらに 一族のあかしの印を刻んで
ご先祖様の話を 聞くとかなんとか」
「まあ くわしく知らなくても 行けば なんとかなるよね」
それだけ知ってればなんとでもなるよ。

「ドルマゲスに 追っ手を 放つまでは お兄ちゃんと うまくやってたんだよ」
「でも お兄ちゃんの態度が 次第に でかくなっていってさぁ。
正直 調子こきやがってって思ったもん」
あんた、結構口が悪いね。
「自分こそ パパの跡取りみたいな デカイ顔してさ。
そんで 腹がたって 勝負を ふっかけたってわけだよ」
「まあ 勝負をするからには 絶対に勝たないとね!」
だいじょうぶ、エイト達がついてる。

おおっと、ククールがケイロンの弓とベホマラーを使い分けているぞ。
お利口さん♪

「この勝負が終わったら 勝っても負けても ちゃんと フォーグと仲直りしなさいよ」
お姉さん口調のゼシカさん。
それにしても…ユッケっていくつぐらいなんだろう。
エイトやゼシカよりも年下に思えるけど、反対にフォーグは二人より年上に思える。
フォーグとユッケって双子なんだよね。不思議な双子だ。
「お兄ちゃんが 土下座して 謝ってきたら 考えてもいいわ」
ぎゃふんと言ってもダメ?
「まだ そんなこと言ってんの?」
「だめよ!お兄さんを大切にしないと。たったひとりの お兄さんじゃない」
「ふーんだ! やとわれ護衛が 依頼主に お説教なんて 生意気だよ!」
「これは あたしと お兄ちゃんの 問題なんだから ほっといてよね」
この会話、面白いね。
ちょっと前の会話でユッケはククールに“たった一人の兄を大切にしろ”と言ってた
のに、ゼシカから同じこと言われると反発してる。
これってツンデレ?

うっぎゃあああっ!!

ドラゴンソルジャー(×3)ドラゴンバゲージ(×2)混成部隊との抗戦で…

  ククールはしんでしまった

ああ、ちくしょう。エイトのベホマが間に合わんかった。まさか痛恨食らうなんて…。
これもエイトのザオラル一発で復活できたからいいけど。
こんなことがあると、ダンシングメイル作っちゃおうかなという気になる。

エイトのMPが心配になってきたので、一旦リレミト。
不思議な泉へ。

「あのね。今日は エイトに とっても うれしい報告があります」

おおう、姫様…。
ちなみに私が姫に転んだのはこの台詞からでした。和むわ~。
「本日の姫さま(6)」参照)

はい、お待たせ~。

「ちょっと どこ行ってたのよ!護衛のくせに あたしを置いて
いなくなるなんて ひどいじゃん」
チャゴスのように一緒にリレミト→ルーラしてくれないなんてひどいじゃん。
「急がないと お兄ちゃんに 負けちゃうよ。マッハだよ マッハ!
マッハの速度で 追い上げるからね!」
光の速さで突撃だ!

「バカバカ おたんこなす!」
「こんな 3歩すすんで 2歩さがるみたいなことやってたら
お兄ちゃんに 負けちゃうでしょ!」
「ほんとに もうっ!今度は しっかり護衛してよね」
ちょっと話しかけてみただけなのにこの言われよう…。

「お兄ちゃんて 生意気なんだよ。なんでもかんでも 分かってるって顔して
あたしに いっつも小言いってさ」
「あたしと お兄ちゃんは 同い年なんだから あたしの方が先に
生まれてきた 可能性だってあるんだよ」
「そしたら あたしが お姉ちゃんで お兄ちゃんが 弟ってことになるわけ。
そこんとこ 分かってないんだよなあ」
じゃあ、お兄ちゃんって呼ぶのやめたら。

「性別はちがうけど オレは 兄に対して イライラしている
ユッケの気持ちは 分かるつもりだぜ」
「そんなユッケに対して 兄貴の方も ムシしないで ちゃんと 
相手してやってんだから 立派じゃないか」
「オレの兄貴にくらべたら フォーグの方が 数倍マシな兄貴さ」
つまり何だかんだ言って、おにーちゃんに構ってほしいんだよね…。
なんだか切なくなってきたよ、ククール。

「勝って あたしがオーナーになれば お兄ちゃんも あたしの すごさを
思い知って しおらしくなるよ うん!」
「あたしも 鬼じゃないからさ もし勝っても お兄ちゃんを
家から 着の身着のままで 追い出したりしないよ」
「ただし 土下座して 今まで でかいツラし続けたことを 謝ればね!」
鬼や…この子は鬼や…。

ドラゴンのふんなんか別にいらんねんけどなー。

…なんてことを思っていたら。

  メタルキングが あらわれた!

うおおーっ、現れてくれたか!
別にレベルアップしたいわけじゃないが、メタル系が出ると異様に興奮してしまう。

さーて、どうしてくれようか。

エイト → 雷光一閃突き
ゼシカ → ピオリム
ククール → 攻撃
ヤンガス → …オノ持ってないので → ためる

一発で雷光一閃突きが決まって、

  メタルキングに 258の ダメージ!
  メタルキングを たおした!

いよっしゃあ!!
この達成感が気持ちいいんよね。

スキル配分は…

エイト → ゆうき
やっとMP消費が4分の3になった。

ヤンガス → かま
これでいいかな。

ククール → 杖
バイキルト欲しいし。

ゼシカ → 杖 → いまのレベルでは これ以上あげることができません
そうか、杖スキル…あふれてしまったか。なら、おいろけに振っとこか。

ドラゴンシールドげっと。
これ王家の谷で練金済みなんだけど…エイトに装備させるか。

一応、フォーグとはぐれた護衛達にも話しかけてみよう。

まずは僧侶。
「ややっ これはこれは ユッケ様。ようやく 追い付きましたね」
どうでもいいけど、ドラクエに登場する人は「ややっ」って言うの好きだな。
「しかし フォーグ様は もっと先へ 行っておられる」
「ぼくは無様にも ここで はぐれてしまいましたが……」
そんな顔で「ぼく」とか言われるのって、ものすごい違和感。

占い師のお姉さん。
「ようやく おでましね。ユッケ様。だけど ちょっと 遅かったみたいね」
「フォーグ様なら とっくの昔に ここを 通り過ぎましたわよ」
「こんな行き止まりで 道草くってないで 先を急いだ方が よろしくってよ。
おほほほ……」
この笑いは何なんだろう。

「なんで こんな行き止まりに あたしひとりで いるのかって?
うんうん よく聞いてくれたわ!」
急にフレンドリーに。
「フォーグ様は 魔力の尽きた 魔法使いは 足手まといだからって 
あたしを置いて 先へ行ったのよ。その方が身軽でしょ?」
「勝つためには スピードが勝負だもの。でも……ちょっと ひどいかなって
思ったのも たしかだけどね」
でもって護衛の意味ナッシング。

顔長の剣士。
「ううっ 不覚だった。迷宮の魔物が こんなに 手ごわかったとは……」
「ケガをした私を置いて フォーグ様は 先へ行ってしまったのだ……。
このままでは フォーグ様が危ない」
「もし 魔物におそわれてる フォーグ様を 見かけたら ひとまず 
勝負のことは忘れ どうか 助けてやってくれ……」
この人だけ忠義心が熱かった。

「ふ~ん どうかしらねぇー。あんな ひきょうな手を 使うくらいだし
またワナに はめる気なんじゃないの?」
「まぁ 仮にホントだったとしても 護衛を置いて ひとりで先走ったんだから
危ない目にあっても 自業自得よ」
正論です、ユッケ様。

では先へ急ぎましょう。

おっと、ヤンガスのかまいたちってグループ攻撃じゃなかったのか。
単体攻撃ってショボイよ~。

とか嘆いている間にフォーグに追いついた。
いきなり魔物に襲われているお兄ちゃん。

「お お兄ちゃん……」
「ふ ふーんだ。いい気味」
「ひきょうな手で あたしを 出し抜いたあげく 最後の最後で 魔物のエジキなんて
おバカさんねー」
「でも お兄ちゃんが 泣いて あやまるなら 助けてあげないことも なくってよ。
さあ どうする?」
助けるのはエイト達でしょうが。

「……」フォーグ、無言。

「ちょっと お兄ちゃん 聞いてる?手遅れにならないうちに 答えなさいよ!」
焦ってる焦ってる。

魔物がフォーグに襲いかからんとした、瞬間。

「お兄ちゃん 危ない!」

うっわ、はじき飛ばされたよ。
しかも壁にぶち当たって…ひび割れてるし、壁。

「捨て身で 兄をかばうなんて なんだかんだ言っても ユッケは 
兄貴のことを 大切に思ってんだな」
「今からでも 遅くない。あの兄妹は まだ仲直りできるぜ」
なんだかんだ言っても仲良しなんだよ。君んとこと違って。

「頼む 助けてくれ。せめて 妹だけでも……」

だが心を鬼にしてこの場を立ち去ってみる。

只今戻りました、陛下。
「護衛を引き受けた以上 あの兄妹を 死なすわけにはいかん。
ふたりがいる 竜骨の迷宮へ急ぐぞ」
急ぐぞって…トロデ王、あんた一緒に来られへんやん。

「はやく フォーグとユッケを 救いに行かねえと!」
「あのふたりは まだ迷宮の奥で 気を失ってるでがす。でも ほっとくと
死んじまうかもしれねえでげす」
「それに 依頼人が死んだんじゃ ほうびが もらえなくなるでがすよ」
結局ごほうび目当てかい。さすが元・山賊。

「今は何をおいても 竜骨の迷宮へ 行くべきだ。でないと あのふたりが
死んでしまうかもしれないしな」
「今となっては 勝負も何も あったもんじゃない」
「オレらは ユッケの護衛だが フォーグも一緒に 助けてやるとしようぜ」
騎士の流儀に反するからな。

「生きてる可能性が 少しでもあるうちに フォーグとユッケを 助けにいきましょう」
「ふたりとも死ぬなんて もってのほかだけど どちらか一方が 
死んでしまうなんてのも イヤだしね」
いやあの状況では二人とも死んでるって。

ああもう、ここへ戻ってくるまでものすごく時間かかった。
…何で同じ所ぐるぐる回ってたんやろ。屈辱。

対レッドオーガ&ブルファング戦

ヤンガスは蒼天魔斬が使えないんだよな…
とりあえずブルファングを先に倒すか。

1ターン目
ゼシカ → ピオリム
ククール → スクルト
エイト → 雷光一閃突き → ブルファング
ヤンガス → ためる

2ターン目
ゼシカ → バイキルト → ヤンガス
ククール → ラリホーアロー → レッドオーガ
エイト → 雷光一閃突き → ブルファング
ヤンガス → ためる

レッドオーガ、爆睡。全員でブルファングをピンポイント攻撃。

3ターン目
ゼシカ → ルカニ → ブルファング
ククール → こうげき → ブルファング
エイト → 雷光一閃突き → ブルファング
ヤンガス → こうげき → ブルファング

ブルファングを倒した後はククールを回復役に回して、
ゼシカ…2回「ためる」の後、メラゾーマ
エイト…2回「ためる」の後、さみだれ突き
ヤンガス…ひたすら攻撃

やっぱりゼシカさんが居るのと居ないのとでは全然違うよなー。
感慨にふけっている間に戦闘終了。

ユッケを抱きかかえるフォーグ。

「ああ 妹よ。この兄のために とうとい命を 投げ出してくれたこと
私は 一生わすれない……」
「だが 安心してくれ。父さんのあとは 私が立派に 継いでみせるからな」
「お前も天国で 父さんと一緒に 見守っていておくれ……」

瞬時に跳ね起きるユッケ。
そして、鉄拳グー!

「冗談じゃないわ!かってに殺さないでよ!」

「いたた……」
「なんだ 元気じゃないか。心配して損したな……」
あれでも心配していたと言うのか、お兄ちゃん。
「なんだじゃないわよ!眠り薬なんかで あたしを出し抜いて。
こんな勝負 無効よ無効!」
ゼシカさんの心配が的中したよ!
「それに 間に合ったから よかったものの お兄ちゃん もう少しで 
死ぬとこだったんだよ!」
「……すまなかった」
「どうしても お前に勝って 兄の威厳を 示したかったんだ。
だが それも もういい」
しおらしくなったお兄ちゃん。
「ひきょうな手を使った私を 身体をはってまで 守ってくれた お前こそ
後継ぎとして ふさわしい」
「え!?どういうことよ?」
「家長の座は ゆずるよ。子供じみた 意地の張り合いは これで 
最後にしようじゃないか」
そして仲直り。

「妹が兄を殴って 和解するたぁ まるで ケンカした あらくれ者が
仲直りするみたいな 展開でげすな」
兄妹の実の親はあらくれ者だったりしてね。

「フォーグを殴ったときの ユッケのパンチは すごかったな。
あれは 会心の一撃だったぜ」
「あんなんで 本当に 和解できるんでがすかねえ?
かえって 仲がこじれるような気が……」
「まあ ユッケも あの一撃で 今までの うさを晴らしたんだろうよ」
羨ましいのかな、ククール…。

「グーで殴ってきた 妹を許す フォーグって 心の広い兄さんね」
あの状況では許すしかないだろ。殴り返せば大惨事。

扉の前。

「ふーん この扉をひらけば 家長のしるしが 手のひらに 刻まれるってわけね」
取っ手に触れるユッケ。
ジュウ…
「あち!」
「な なんなのよ この扉!こんなの 熱くて あけられないよ。
てゆーか 絶対 ヤケドするし!」
取っ手は真っ赤に焼けているし、かげろうめいたものも揺らめいているし…
近付いただけで熱いと判りそうなものなのに。
「この扉を 開くことによって 出来たヤケドのあとこそ 家長のあかしさ。
きっと 痛みに耐えるのが 試練なんだ」
「そんな……これって両開きでしょ?片方開けるだけでも 精いっぱいだよ。
ひとりで両方あけるなんて 無理だよ」
両方開ける必要がどこにある?片方だけでも、開けば中へ入れるだろう。
「しょうがないなあ もう!こうなったら 仕方ないか……」
「ねえ お兄ちゃん。あたしを 出し抜いたこと 悪いと思ってるなら
この扉をあけるの 手伝ってよ」
「手伝ってくれたら 家長の座を 半分あげる。つまり カジノのオーナーは 
ふたりでやるってのは どう?」
家長の役目はカジノのオーナーだけなの?
「ふむ 悪くない条件だな。だが あとで悔やんでも 知らんぞ」
「じゃ 開くよ。そっちは まかせたからね」
「おうよ」
気合い十分。

取っ手に手をかける兄妹。
ジュウって音がリアルだよ。痛そう…。
「あちちち あちぃ!痛い痛い! 熱い熱い!」
「なんだ もう泣き言か?魔物に殴られたのに 比べれば こんなの 
どうってことないだろ」
魔物に殴られた後だから痛みが堪えるんだって。

そして、扉、全開。


「あーあ しんどかった。早く帰って 手のひらのヤケドの 手当てをしたいよ」
この場でエイトやククールがベホマしてあげればいいのに。
「帰るのは この奥の部屋で ご先祖様の お言葉をたまわったあとだ」
「ほらほら 護衛なんだから あなたたちも ついてきなさいよ」
はいはい。

「次は ご先祖様の言葉を 聞くとか言ってたな」
「まっ おおかた 石碑か巻物に ご先祖の 説教でも書いてあって
それを読み上げるってとこだろうよ」
違うよ。

「素手で 扉を開けなければ ヤケドもせずに 痛い思いもしないで すんだのにね…」
「あっ 忘れてた。手のひらの ヤケドが 一族のあかしの印になるから
素手で開けるしかなかったんだわ!」
「カジノのオーナーになるには ヤケドの痛みが 必須なのね……」
はい、質問。
ギャリング家の身内はもういないのに、本当にヤケドの証は必要だったのでしょうか。

部屋には水晶玉が置かれているだけで、他には何もない。

よし、水晶玉と来ればエイトの出番だ。

  エイトは 台座の上の 水晶玉に触れた。

「よくぞ……まで たどり……た。我が血を……………よ……」
「……一族の血を けして絶やすな。我ら 大いなる使命を 受け継ぐ者」
「我ら 一族の血が 続くかぎり 世界の平和は たもたれるであろう」

以上、ご先祖様のありがたいお言葉でした。

「……今のが ご先祖様?」
「どうやら そうらしい。あの水晶が 秘められた魔法のチカラで 
我々に ご先祖様を見せてくれたんだ」
水晶玉に触れたのはエイトだけどね。触れるのは別に血族でなくてもいいってことかな。
「一族の血を 絶やすなって 言われても うちらは拾われた子だから 
どだい ムリな話よね」
「パパが殺された時点で ギャリング一族の血は ぷっつり 途絶えちゃったわけだしさ」
「まあ 私たちは 私たちに できることをしようじゃないか。
カジノを もっと大きくするとか」
血族以外の者にできるのはそれぐらいか。
「とにかく ご先祖様の言葉も 聞けたことだし あとは町へ帰るだけだ。
帰りも しっかり護衛を頼むよ」

リレミトで脱出後、ルーラでベルガラックへ。
護衛の必要なし。

ベルガラックへ到着した途端、町人が総出でお出迎え。

「なんだ!?どういうことだ?どうして ふたり一緒に?」
「これじゃ どっちが勝ったのか わかんねえじゃねえか?」
「ちょっと ちょっと。バカなことを 言うんじゃないよ。
ふたり一緒なんだから ひきわけだよ」
「おいおい かんべんしてくれよ。決着が つかなかったってことは
カジノの再開は 延期かよ」
ひとりだけ正解。

「聞いてくれ みんな!見てのとおり 勝負は引き分けだ。
だが 父の後継ぎは決まった!」
「パパの跡を継ぐのは あたしたち ふたりよ。ふたりで一緒に パパの跡を継ぐわ」
「しきたりどおり 竜骨の迷宮で ギャリング家の 家長のあかしを 
このとおり 刻んできた!」

ばばんっ!
ふたり一緒に手を見せる。
そしてちゃっかりその間に立っているエイト
そう、真の主役は君だ。

「おお! あれは死んだギャリングと 同じかたちの ヤケドのあとだ」
「たしかに まちがいねえ。オレッチは よく酒場で ギャリングに
あのヤケドのあとを 見せてもらったぜ」
町人も納得。

「それと もうひとつ。うれしい お知らせがあるわ。
あしたから カジノを再開します」
「うおおおっ! やったー!」
「この日を 待ってたぜ!」
私も、私も待ってたよ!!

そうして一夜が明けて…。

「ぶじに 戻ってこられたのも 諸君らのおかげだ。ありがとう」
「キミたちは 命の恩人だよ。もしキミたちが 護衛でなかったら 
あたしたちは 死んでたかもだし」
改めてお礼を言われるのは、嬉しいやら照れるやら。

「まあ 危ない目にあったからこそ お互いの大切さに 気付いたんだがな。
これからは 兄妹 仲良くやってくよ」
「これからも ケンカはするけどね」
仲良くケンカしな♪

よっしゃ、コイン600枚ゲット!!
ソッコーでカジノへGO!

「行っちゃったね。これで お別れか……」
寂しそうなユッケ。
いやいや、まだまだお付き合いはこれからですよ。
「彼らと 出会う前は まさか こんな結果になるなんて 思いもしなかったよ」
「ふたりそろって 父さんの跡を 継ぐなんてな……」
「今にしてみれば お互いが 自分ひとりで 跡を継ぐと 
言い張ってたのが ウソみたいだ」
「人間の気持ちなんか 案外 かんたんに 変わるものなんだな」
きっかけさえあればね。ヤンガスとかハワード氏とか。チャゴスは…。

「ちょっと お兄ちゃん」
「とつぜん 心変わりして やっぱり ひとりで 跡を継ぎたいとか 言い出さないでよ
……あたし 不安だわ」
「そんなことは 絶対に言わんよ。この手のひらの 印にちかって」
「じゃあ あたしも この家長のあかしと……」
「パパに ちかうわ」
「兄妹ふたりで ちからを合わせ ギャリング家を 継いでいくってね」

ギャリングの氏の肖像画が「シシシシシ…」とケンケン笑い。
これにて一件落着。

ところかわって、エイトさん一行。

「うおおおおっ!」
「ただで カジノのコインが 手に入ったでがすよ。さっそく カジノへ行きやしょう」
「……れれ?よく考えたら ただとは ちがうでげすね。
これは 労働の報酬でがすもんね」
ヤンちゃんったら、舞い上がりすぎ。

「エイト。もらったコインは オレ様が 2倍にも 3倍にもしてやるぜ」
「お前だって 知ってるだろ?オレ様の ポーカーの腕前をよ」
「ところで ベルガラックの カジノには ポーカーがあるのか……?」
ないんだよね、これが。

「ほうびが カジノのコインって 複雑な気持ちだわ。だって……」
「もらったコインが なくなるころには すっかり カジノにハマッてて 
今度は 自腹でコインを 買うようになるのよ」
「ほうびというよりも むしろ 私たちを カジノ漬けにするための 策略に思えるわ」
やっぱり心配性のゼシカさん。未来予想図もリアルだ。

「じっさい アッシらがいなかったら フォーグもユッケも 竜骨の迷宮で
行き倒れてたかもしれねえでげすよ」
「もし そうなったら 跡取りが 亡くなったってことで 今ごろカジノは
人手に わたってたかもしれないわね……」
「その方が よかったんじゃねーの?この先 兄妹ゲンカが 起こるたんびに
カジノが閉鎖したら 客も いい迷惑だろ」
「それが あんたの本心じゃないくせに わざと 冷たく突き放したことを 言って
カッコつけるのは よしなさいって」
「うっ うるせーな!」
本心じゃなかったら、ククールはどんなことを考えていたんだろう。

「この町の カジノが再開したのは アッシらの 手がらによるものでがす」
「カジノで遊ぶ客の ほとんどは アッシらの活躍を 知らないんでげすよね。
裏方ってのは むなしいもんでがすなぁ」
ヒーローとはそういうものさ。

「初めて ここに来たとき カジノは 閉まってたけどさ これからは好きなときに
カジノで 遊べるんだよな」
「息抜きには ちょうどいい 場所ができたってわけだ。オレたちも 
ちょくちょく 利用させてもらおうぜ」
「ちょくちょく」だと?
いいや、 今ここで欲しいものはすべて頂く。

「兄妹の骨肉の争いが 泥沼化しないで よかったわ」
「ドルマゲスのまいた 不幸の芽も 完全に つみ取ったことだし 心置きなく
私たちの 旅の続きができるね」

その前にカジノだってば!


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無題
ククール死亡時
「あの黒犬を 追いかけねばならんが 
う~む……
ここは ひとまず 町に戻った方が いいかもしれん」
却下です。
トロデ 2006/09/04(Mon)01:38:31 編集
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