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実況スタイルのドラクエ8プレイ日記(3周目)。コメント欄はトロデ王専用。
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VSゼシカ。

「さすがの あのハワードの おっさんも 
クラン・スピネルを見たら 心を 開くかもしれねえでげすよ」
「アッシが 兄貴に 心を開いたようにね。
そう 人間なんて きっかけひとつで 変われるもんでげすよ」
宝石見ただけで改心するかねぇ。
ヤンガスの場合はエイトに命を救われたという劇的なきっかけがあったから…。

「にしても クラン・スピネルが 生み出した結界で ゼシカを 
死なせちまったんじゃ 元も子もないな」
「ここから先は 注意深く バランスよく 物事に 対処していかなきゃならなそうだな」
注意深くは分かるけど、バランスよく…って、どういう意味?

ハワード邸へ到着。

「ハワードさまが お屋敷のお庭で チェルスを いじめてるみたい。
よく あきないわね 毎日毎日……」
お嬢さん、あなたも毎日毎日見てるんじゃないよ。よく飽きないわね。

中庭ではハワードがチェルスをいじめている。

「やれやれ。ハワードのダンナの 使用人いびりが 始まったみたいだぜ」
「オレも ヘマをこいたら あんな目に あわされるんだろうな。まったく ウカウカできないぜ」
んなこと言ってないで止めろよ。

「この クズめがっ!!」
「お前のような どこの馬のホネとも 知れん旅人を 雇い入れた わしの恩を 
きさまは 仇で返すつもりか!!」
雇ったのは自分だろーが。
「め…めっそうもございません!信じてください!
私はただ いつもの通り レオパルドに ご飯を……」
あああもうっ、チェルスのこの卑屈な態度も気に入らんっ!
「……はあ~ん? レオパルドぉ?」
「ちょっと待て チェルスよ。いつ誰が レオパルドちゃんを 呼び捨てにしてよいと言った?」
「バウッ!!バウッ!!」
「おお そうかそうか。お前も 気分が悪いか。ムリもないのう」
「毒を もられかけたばかりか あのような愚か者に 気安く 呼び捨てに されたのではなあ」
呼び捨てにする方が格好良く聞こえると思う。「ちゃん」付けなんてグレード下がるよ。
「信じてください ハワードさま!
「私は断じて レオパルド…さまの ご飯に 毒など もっておりません!」
うん、まだ「様」付けの方がましだな。
「言葉だけでは 信じられんな。
ならば わしが見てる目の前で その皿のご飯を 食ってもらおうかな」
「おっと 立ったままではならんぞ。
皿を置き 地面に はいつくばって うまそうに 食べるのじゃ」
言われた通りに食べるチェルス。
このシーン…何の必要があって取り入れられたんだろう…。
「うわっはっはっは!!いい姿じゃぞ チェルスよ!!」
「さあ レオパルドちゃんや。あの ご飯は どうやら安全のようじゃ。食べてもよいぞ」
「バウッ!!バウッ!!」
うわー、憎たらしい、シッポ振って得意気に食うその姿が憎たらしいっ。

「アッシは ほんの ついさっきまで こう思ってたでげすよ」
「あのハワードのおっさんも クラン・スピネルを見たら 心を 開くかもしれねえ……と」
あれ?
「だけど それは どうやら まちがいだったようでがすなあ……」
見せてない、まだ見せてないよヤンちゃん!
「……へえ? 盗賊上がりの こわもてにしちゃあ 考えることは ずいぶんと 純情なんだな」
だって人情の漢だもん。
「あの手の 心底くさった連中は 修道院にいたときは しょっちゅう 見たもんだ」
生臭坊主の温床・マイエラ修道院。
「……人間なんてな 自分のチカラを過信した瞬間に 足元から くさり始める。そういうもんだぜ」
「う~む…………。ぐうの音も出ねえでがすなあ」
まったく。

こんにちは、チェルス。

「あなたは……。あはは。恥ずかしいところを 見られちゃいましたね」
止められなくてごめんね。恨むならゲームの仕様を恨んでね。
「ハワードさま 今日は なんだか 虫の居所が悪かったみたいです。
なのに 僕が ヘマをしちゃって……」
「クビにされないように 気をつけなくちゃな。
僕 このお屋敷も ハワードさまも 大好きだから……」
やっぱりレオパルド様は嫌いなんだね、うんうん。
「うまく言えないんですけど……
この お屋敷に仕えていることに すごく 運命的なものを感じてるんです」
ダメだ、運命なんてものに流されちゃダメなんだよっ。
「バウッ!! バウッ!!グルルルル……」
やかましい!割り込んでくんなっ!

ハワードの私室。

「おお 来たか。
さっきのことなら 気にせんでよいぞ。いつものことじゃからな」
「わしは あのチェルスの顔を 見ていると 自分でも なぜか わからんが 
とにかく 腹が立って仕方ないんじゃ」
「なのに 不思議とクビにしようとは 思わん。
……きっと わしは あの男を 死ぬまで いびりたおしたいんじゃろうな」
うわ、最低。いびるために雇ってるんかい。
それに死ぬまでって、あんたとチェルスのどっちが?
どっちにしても最低だがな。

はい、どーぞ。お待ちかねのクラン・スピネルですよ。

「よし! せっかくじゃ。
次にあの杖使い女が来るまで わしの屋敷の 衛兵として 雇ってやろう。よいな?」
エイトはトロデーン王家の近衛兵ですよ!

「よし! お前さんは たった今から このハワード邸の衛兵じゃ。さっそく 仕事を与えてやろう」
本探しなんて衛兵のすることじゃねーよ!

どう思う、みんな?

「……やれやれ。とうとう 衛兵にされちまったか」

「なんだか あのおっさんに いいように 使われてるでがすなあ」

もっと何か言うことないのか!

うわあん、陛下ーっ。無理矢理衛兵にされちゃいましたよぉ。

「ほう そうか……。町の中で そんなことがあったか」
くすん。
「それで そのハワードとやらに 会いたくないという気持ちは分かるが
ここで尻込みしても どうにもならん」
「せっかく クラン・スピネルを 手に入れたんじゃ。
覚悟を決めて ハワードどのの所へ 行くしかあるまいな」
…陛下がそうおっしゃるのなら、覚悟決めて行ってきます…。

本を探すついでにお宝ゲット。

賢者クーパスってさ…自分の血筋を隠すためにハワード一族へ賢者の力を譲ったんだよね。
でもって、魔の力が迫った時に、クーパスの子孫を守るように因縁の呪までかけたと。
何だかそれってひどくない?
ハワード一族はクーパスの子孫の影武者になったってことだよね。
だけど、呪われしゼシカは(この時点では明らかにされていないけど)確実にチェルスを狙っていて。
力を譲ったとしても、魔物側にはどっちが末裔なのかばっちり気付かれてる。
結局、ハワード一族は影武者にさえなりきれてないやん。
しかも力をなくしたクーパスの子孫はただ守られるだけの存在。やってることに意味ないやん。
偏差値高い人の考えることは分からんなぁ。

って、2周目までは思っていたけど――因縁の呪をかけたのはハワードのご先祖だったよ…。
やってることに意味ないのは変わらないけど。

『世界結界全集』ゲット。
ハワードめ。これぐらい自分で取りに行けよ。

「で…出たぁっ!!杖使い女だーっ!!」

もっと他に言いようが…ないんだったっけね。

「兄貴っ!きっと ゼシカの姉ちゃんが 現れたでがす!!」
杖使い女って言うてたやん。これでゼシカじゃなかったら笑うよ。

「やっと来たか!いい タイミングだぜ!」
実は狙ってたとか。

「ええい 遅いわっ!何をやっとったんじゃっ!」
すんません。読書してました。あと、お宝パクっちゃいました。ほんますいまっせん。

「わしは 今から 大急ぎで 結界を調合するゆえ 
お前は 外で あの杖使い女を 食い止めておれ!」

ほらほら、また不思議なことを言い出したよ。
調合って…結界を?
結界というのは防御壁みたいなものじゃないの?または聖域。
調合するなんて言われると薬か何かみたいだ。
…ああ、床に振りかけるのか。だから最初「せりゃあっ!」って床に結界放ってたのか。

ハワードさまに体力全回復してもらった。そういうところは大呪術師だと認めてやらんでもない。

「ゼシカの姉ちゃんは ハワードの おっさんを 狙ってるでげすっ!!」
「……ってことは とにかく ゼシカの姉ちゃんを 屋敷の中に入れなければ 安心でげす!」
庭までなら入れてもいいのか。

「……今度ばかりは ヘタしたら 戦ってでも ゼシカを 止めなきゃならないのかもな」
「……よしっ!覚悟を決めたぜ!」

あの御方にも覚悟のほどをお聞きしてみようと、フィールドへ。

「なんじゃとっ!?町の中に ゼシカが現れた!?」
怪獣か何かが現れたみたいな言い方。
「ならば すぐに 町の中に戻って ゼシカを 止めるんじゃっ!!
これ以上 騒ぎを大きくしてはならん!」
「よいなっ!?チカラずくでもいいから ゼシカを 止めるんじゃぞっ!!」
チカラずくで制止しますが…生死は?生死は問うのか問わないのか!?

「ゼシカの姉ちゃんを 止めなきゃならねえのは アッシにも よく わかるでがすが……」
「仲間と戦うなんて できれば 避けて通りたいもんでげすよ」
だけど向こうの方が襲ってくるよ。

「このまま ゼシカを 暴走させたまま 放置すれば きっと ゼシカは いずれ滅びる」
「止めるなら 今しかない!エイト 抜かるなよ!」
ククールってさ、時々めっちゃ熱血化するよな。

呪われしゼシカ、ハワードの石像に仁王立ち。
…そんな上にいたら、パンツが見え…ないか。ちぇ。

「せっかく 守りは 万全に しておきなさいって言ったのに ずいぶんと 無防備なのね」
「だまれっ!! ここから先へは 一歩も行かせないぞ!
ハワードさまに 指一本 触れさせるものかっ!」
バウバウバウッって、レオパルド、チェルスの隣でゼシカに威嚇。
本当は仲いいんんじゃないの、あんたら。

「……ハワード?くすくす……」
「な…何が おかしいんだっ!!」
「悲しいわ……。自分の血に 刻みつけられた 大いなる運命を あなたは まだ 何も知らないのね」
誰も教えてやってないからね。
「私が狙っていたのは はじめから あんな 見せかけだけの男じゃないわ。
この杖が すべて知っているの」
「私の狙いは かつて 暗黒神 ラプソーンを封印した 
七賢者のひとり 大呪術師クーパスの末裔……」
ちょっと間を開けて。
「チェルス。あなたのことよ」
そんな大げさな身振りで、わざわざ教えてやらんでもええやん別に。
「悲しいわね。あなたの命を守るべきはずの男が そのことを まるで覚えていないなんて」
いやいやいや、ハワードもチェルスもお互い覚えてなかったし、おあいこだよ。

「……うふふ。やっぱり まだ いたのね」

あっ、見つかっちゃった。

チェルスを庇って前へ出るエイト。カッコイイではないか。

「いいわ。どうせ あなたたちと 戦うのは 避けて通れないと思ってたもの」
「ただ こんなふうに あなたたちを 死なせてしまうなんて すこし 悲しいわね……」
すこし?すこしだけ!?…悲しいなぁ。

  呪われしゼシカが あらわれた!

ゼシカはいてつく波動を使ってこないから…。

エイト → ためる
ヤンガス → ためる
ククール → スクルト

シャドーは無視。
ターゲットをゼシカにロックオン。エイトとヤンガスでピンポイント攻撃。
ククールは…回復とか補助とか何か適当に。

テンションが20まで上がったところで…。

  ゼシカは ラリホーマを となえた。

あり?

  エイトは ねむってしまった。

そっか、ラリホーマ使ってくるんだったか。見事にかかっちゃったぜ。てへっ。

ヤンガス → 蒼天魔斬
ククール → キアリク

はい、たてなおし。

エイトはライデイン、ヤンガスは蒼天魔斬、ククールは回復したり、攻撃したり。
(ケイロンの弓で回復できることをプレイ3周目にして初めて知った…)

  呪われしゼシカを やっつけた!

エイトのライデインでシャドーを一掃。はい、おしまい。

ヤンガスがレベルアップ。スキルはにんじょうへ全振り。ステテコダンスを覚えた。

「そ…そんな 信じられない……。この杖の…チカラを越える人間が……いた…だなんて……」
おんや、ドルマゲス戦で思い知ったのではなかったのかい。
都合の悪いことは忘れる主義ですか、ラプソーン様。

「……許さ…ないわ。絶対に……許さない……」
「見せてあ…げるわ……。4人の…賢者の魂を…得た この杖の……本当の威力を……」
でもまだ4人やん。それって本当の威力にはならへんやん。

「……燃え尽きるといいわ。この町とともに……お前たちの命もっ!!」

「ええい じゃまじゃっ!どけどけどけどけぃっ!!!」
絶妙のタイミングでハワード様が登場。

「ぶわっはっはっはっはぁ!!どうやら 間一髪だったようじゃな!
結界が ようやく完成したわい!!」
「このわしの命を狙う 不届き者めが!
わしの 超強力な 退魔の結界をくらえぃ!どりゃあっ!!」
かけ声が「せりゃあっ!」から「どりゃあっ!!」に。確かに威力ありそうだわ。

結界がドーム状に広がって…ゼシカを包み…杖がその手から離れて…

落ちた。

落ちたよ!あんなたっかいところから!普通死ぬって!
エイトもククールも、ああ、ヤンガスでもいいや、受け止めてやれよ。

「どわははは!!こいつは 相当 効いたようじゃな!!」
「エイトよ!よくぞ わしが 結界を完成させるまでの間 持ちこたえたな!」
あなたに褒められてもちーっとも嬉しくないんですけど。
「ほうびとして お前に 名誉な仕事を 与えてやろう!あの女に とどめを刺してくるのじゃ!」
そんな褒美はいらん!

→ いいえ

「なに?それはできんじゃと?どういうことじゃ?一応 聞いてやるゆえ 話してみよ」

  エイトは ことのいきさつを ハワードに説明した。

今頃になって事情を説明ですか。遅い、遅すぎる。
でもまあ、先に事情を話していたところで結果は同じようなものだっただろうけど。

倒れたままのゼシカへ駆け寄るのはトロデ王だけ。
…トロデ王、いつの間にここへ来ていたんだ。

「ふん! 釈然としない話じゃが まあ いいじゃろう。あの女の命は お前さんに 預けてやろう」
エイトは ゼシカの生殺与奪権を 手に入れた。
「お前が 必死で わしの命を 守ろうとしたのは 事実じゃしな。その ほうびと思うがよい」
「だが そのかわり 今回の警備の 給金は なしじゃぞ。わははは!」
いいっすよ。すでにハワード邸のガサ入れは終わってるし。現物支給ね。

  エイトたちは 意識を失った ゼシカを 宿屋へと運んだ。

そして。

  オレは ひいばあさまから こんな話を 聞いたことがある。

いきなり「オレ」とか言ってるから、ククールの台詞かと思っちゃった1周目。
サーベルト兄さんの一人称は「私」なのか「オレ」なのか、どっち?

夢の中のゼシカとサーベルト兄さんの話によれば、賢者のチカラのうち剣術はサーベルト、
魔法はゼシカへと受け継がれた…らしい。
リーザスさんからアルバート家へと流れたチカラ。それじゃあ彫刻(建築)のチカラは?
アルバート兄妹ではなくクランバートルのライドン氏に受け継がれているということは…
芸術方面のチカラは賢者とは無関係なの?
ああもう、分からん。誰かわたしに教えておくれ。

おはよう、ゼシカ。

「おお おお。ようやく 気づいたか」
「トロデ王……。エイトも……」

この時、エイトさんはこちらに背を向けているわけですが。
デーモンスピアがめっちゃこっち見てるんですよ。目が合うんですよ。こわっ。

「私……どうしてたの?なんだか ずいぶん長い夢を 見てたような気がするけど……」
「ふむ……。どうやら 正気を 取り戻しているようじゃな」
「覚えておらんか。わしらはドルマゲスを倒して その翌日 お前さんが姿を消したんじゃ」
さりげなく「わしら」とか仰っていますが陛下、ドルマゲスを倒したのはエイト達です。
「……ううん。覚えてるわ。だけど ひょっとしたら あれは 夢だったのかと思って……」
そう。あれは夢。ぜんぶ夢の中のお話。
――んなわけねーだろ。

ゼシカさんは杖に封じられた暗黒神に心を支配されていたそうです。

「つまり わしと ミーティアが 人間に戻れなかったことも 
その暗黒神と 関係が あるということか?」
オフコース。
呪いをかけた暗黒神を倒さなければダメだってことですよ。

暗黒神に乗っ取られて魔物化したゼシカさんと、暗黒神の呪いを受けて白馬になってしまった姫と、
いったいどちらが悲劇的か。
比べるもんじゃないってね。ごめんなさい。

「……杖……………………?」
「ね…ねえ トロデ王!杖は!?私が持ってた あの杖はどこ!?」
「杖? おお わが城に伝わる あの秘宝の杖のことか」
何その説明的な台詞。
「そういえば あれから見かけんな。
ドタバタしてるうちに どこに行ったのか わからんようになってしまったぞ」
わあ、無責任。

「チェルスが 危ないわ!あの杖は 持った者が 暗黒神に 心を 支配されてしまうの!」
えーと、チェルスが杖を持った場合はどうなるのかなー。
「すぐに杖を探し出して!早くしないと 杖を持った誰かが またチェルスを狙うわ!!」
チェルスが杖を持った場合、そこはやっぱり自さ…
「エイト!急いで あの杖を探し出して!!」
あらほらさっさー!

「わしの呪いは解けんし なにも解決せんうちから 問題ばかり 次々に 増えるのう……」
根本的な問題はトロデーン王家の怠慢だと思います。しっかり杖を管理しとけよ。
「……と グチを言ってる 場合ではないぞ。エイト 急ぐのじゃ!」
御意!

「ゼシカの姉ちゃんが持ってた杖なら ハワードのおっさんが 術を使ったときに
どこかに 吹っ飛んだでげすよ」
「海の方に 落ちてたりしたら やっかいでげすね」
魚が拾ってたらどうなるんだろう。

「仕方がなかったとはいえ レディと戦うというのは オレの美学に 反する行動だったな」
そうか?熱血してたじゃないか。「抜かるなよ!」なんてさ。
「もっとも あんなに手強いレディを デートの相手にするのは ごめんだがね」
青緑白色の肌だしね。

「あの 魔物みたいな人も お仲間ですか?
正直言って あんまり うちの宿屋に いてほしくないですなあ……」
それってトロデ王のこと?もしかして呪われていたゼシカさんのこと?

さて、杖はどこへ行ったかな。

「さっきの ゼシカの話じゃあ 例の杖を手にするのは 危険ってことだな?」
「手で持てないなら 見つけたところで どうやって 処理すりゃいいんだよ」
よし、蹴ろう。トロデーン城まで蹴っていこう。

勢い余って町の外へ。

「なんじゃ なんじゃ!わしと ゼシカを置いて どこへ行くつもりだったんじゃっ!?」
いや…何となく外へ出ただけなんですけど。
「お前が 外に出てしまったような 気がしたから ゼシカを宿屋に残して 
あわてて 戻ってきたんじゃぞ」
あんたもゼシカを置いて来るなよ。

「兄貴!ゼシカの姉ちゃんが 言ってた杖は 海の底に落ちたと 決まったわけじゃないでげすよ!」
「念のため 町の中を もっと よく探してみるでげすよ」
何となく出てきただけなんだって。

「オレたちが ゼシカを宿屋に 運んだ混乱のとき 誰かが あの杖を 拾った可能性があるな」
「町の人間から もっと 話を聞いても よかったんじゃないか?」
だから何となく…いいよもう。町で聞き込みすればいいんでしょ。

調子が悪いハワード様。

「うまく言えんのだが 自分が とんでもない失敗をしてしまったような 
妙な気持ちに とらわれておってな」
おーい、誰か真実を教えてやれよ。
賢者の末裔は自分じゃなく、チェルスだったんだって。

「キャアアーッ!!!!」
「誰かっ!!誰か来ておくれっ!!チェ…チェルスが……!!」
ああもう、ちょっと目を離すとこれだからな。

「レ…レオパルドがっ!!レオパルドが……チェルスに 杖をっ!!」
見てないで助けろってのに!

杖をくわえたレオパルドがチェルスの顔を踏みつけにしている。
これってやっぱりこの犬がチェルスに杖を刺したんだろうか。でも、どうやって?

あと ふたり……。
これ以上 じゃまはさせぬぞ……。

身軽に屋根を飛び越えるレオパルド。

「お…お願いし…ます……。レ…レオパルド……さま…を……追い…かけて…くださ……い…」
「レオ…パルド……さま…は……ハワードさ…ま…が……心を…開け…る…
唯一…の…存在……だから……」
「レオパル…ド…さま…が……いなく…なった…ら………ハ…ハワードさ…ま…が……」
「……ハワードさま…が……どんな…に……悲し…む……か……」
「……ハ…ワード……さ……」

チェルス…死んじゃった。
ねぇエイト、どうしてベホマとかザオリクとかしてあげないの?

そしてこんな悲しいシーンでも、やっぱりデーモンスピアに視線を吸い寄せられてしまう…。

「こ…これは……これは どういうわけじゃ……」
「チェルス……いや……偉大なる賢者 クーパスさまの末裔……」
「……そうか。ようやく わかったぞ……」
「わしは……わしは……守り通すことが できんかったのか……。
代々の悲願である 因縁の呪を……」
今さら悔やんでも遅すぎる。そもそも因縁の呪なんて何の役にも立ってないし。

とりあえずハワードの部屋へ戻る。

「ふむ……。心配かけて すまんかったな。エイトよ」
しおらしくなったハワードさま。

「……エイトよ。わしの 最後の頼みを聞いてくれんか」
はいはい。
「チェルスを殺したのが レオパルドであることは 知っておる。それを承知で 頼むが……」
「レオパルドを 退治してくれ。そして 賢者の一族のカタキを お前の手で 討ってほしいのじゃ」
ちょっと待った。
何で賢者とは無関係のエイトがカタキを討たなきゃならないのかなー。
「わしには わかるのじゃ。やつはもう レオパルドではない。強力な魔のチカラに 支配されておる」
さすがに「ちゃん」付けはやめたか。
「これが 罪滅ぼしになるとは 思っておらんが 今のわしに できるのは これくらいじゃ……」
おいおい、「今のわしにできるのは…」って、あんた結局何をしてくれたよ。

「……そうじゃ。おまえさんたちにも いろいろ迷惑をかけた。なにか 礼をせねばならんな」
「そうじゃな……」
「どうやら そっちの娘さんは 魔法使いの天分が まだ半分ばかり 眠ったままのようじゃな」
「よし!わしのチカラで 眠っている その天分を かるく揺り起こしてやろう」

ゼシカさん、パワーアップ!

ベギラゴンとマヒャドを覚えた。

…ベキラゴン…すでにエイトが覚えてるけど。

「不幸はあったでがすが ゼシカの姉ちゃんが 元通りに なったことは いいことでげすよ」
「さあ 気持ちを入れ直して あの杖を持った レオパルドを 追っかけるでがすよっ!! 」
ポジティブ・シンキング!

「ドルマゲス……私……そして レオパルド……。
結局 杖は 暗黒神の思い通りに 運ばれてる……」
「私たち 抵抗しているようで 実際には なんの抵抗も できてないのかも しれないわね……」
抵抗ったって、ついさっきまで暗黒神のこと知らなかったわけだし。
「そう落ち込むなよ。結果は あくまで結果だからな。あえて悪く解釈する必要はないぜ」
「その暗黒神とかってのを ちょっとずつ 追い込んでるんだって 今は そう思っておきゃあいいさ」
「うん…………」
何だかちょっといい雰囲気の二人。どきどき。

レオパルドは北へ逃げたそうな。

ハワード邸を出るエイト。

「ねえ エイト。ちょっと待って」
呼びかけたものの、何だかもじもじしているゼシカさん。
「えっと……。大した用じゃないんだけど……」
「ドルマゲスを倒して 杖を 持った瞬間から 私 自分の意思で 話すことができなかったから……」
「だから 今 言っておくわ。私 兄さんのカタキを討ったなんて まだ ちっとも思えてないの」

水を差して悪いが、ここでもう一度記憶を巻き戻してみよう。

闇の遺跡にて。
「あいつを 倒したところで 兄さんは 生き返らないのよ。しょせん カタキ討ちなんて……」

――しょせん カタキ討ちなんて

カタキを討つことに虚しさを感じたのではなかったのですか。

「暗黒神ラプソーンっていうのが 何者なのかは よくわからないけど……
あの杖を このままにしておけないわ」
「あの杖を もう一度 封印するまで 私 まだ旅を続けるから……えっと……
これからも よろしくお願いします」

ぺこりん、と頭を下げるゼシカさん。
可愛い。とっても可愛い。
それなのにわたしの目はやっぱりデーモンスピアに…もういいって。

「……なんだか改まっちゃって 私 ちょっと変だったかな?」

→ はい

「ひどいわねっ!うふふ。もう いいわよーだ。エイトの バカ!」

「エイトは優しいね」って言われるより、こっちの方が好きなんです。

そしてフィールドへ。

「よもや あの杖こそが 暗黒神ラプソーンを封じた 封印の杖であり 
ドルマゲスをも 操っていたとは……」
「トロデーンの王として わしゃあ 自分が 情けないぞぉ~!!」
「たしかに 自分の国のお宝が どんなモンか 知らなかったってのは どうかと思うでがすよ」
全てのプレイヤーがそう思っただろう。
「おかげで こっちは 余計な苦労をするハメになったでげす」
おまけにエイトが寄り道ばっかりするからねぇ。
「たしかに それさえ わかってりゃ 少なくとも ドルマゲスを倒した時点で 
杖を 回収できたからな」
どうやって?蹴るか?やっぱり蹴って持って帰るのか?
「つまり トロデ王のうかつさが ゼシカに 暗黒神をとりつかせたとも 言えるわけだ」
諸悪の根源はトロデ王。
「こいつらは……。失意の者を前にして 少しは なぐさめるとかできんのか!?」
なぐさめてほしかったのか…トロちゃん…。
「何という 薄情な連中じゃ。ええい! もう いいわい!」
そして逆ギレ。

「ドルマゲスを倒したことで オディロ院長のカタキを討つという 
オレの使命は 一応果たされたんだが……」
「今となっては 修道院なんて 辛気臭いところにゃ 戻る気もしねえな」
ひとり旅するって言ってたじゃないか。
「よし!仕方ないから もうしばらく お前たちの旅に つき合ってやるよ」
ほほう…。

「前にも言ったけどさ、ククール。別に無理して付き合ってくれなくてもいいんだって」
「べ、別に無理してるわけじゃねーぞ」
「そうでがす。ゼシカの姉ちゃんを助け出すまでは、とか言ってたくせに」
「いや、あれはだな…」
「可愛そう…ククール」
「そうなんだよゼシカ。こいつら、何かっちゃすぐにオレのこと苛めるんだぜ」
「…修道院を追い出されたのに…まだあそこへ戻るつもりでいたなんて…」
「もしもし?ゼシカちゃん?」
「あのさあ、一緒に旅を続けたいって、素直に言えば?」
「そうでがす。仕方ないから、とか言って、本当は他に行くところがないくせに」
「…おいおい」
「わたしはちゃーんとお願いしたわよ」
「そうそう。ゼシカなんて頭まで下げたんだから」
「常識でがす」
「うう…い、一緒に旅させて下さい。お願いします(ぺこり)」
「「「よろしい」」」

本当はこれで北へ向かわなきゃならないんだけれど。
行きたくないなあ。

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無題
戦闘回数 1200回
「いやはや それにしても ずいぶん 魔物たちと
戦ったな。お前たち 弱音も吐かず えらいのう」
レベル上げのためですから。
トロデ 2006/08/25(Fri)22:13:54 編集
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