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王の帰還。
城門の前に立った途端、いばらドラゴンが現れた。
「む。こやつ、わしの帰還を阻む気か。エイト!ドラゴン斬りで一掃じゃ!」
「御意…と言いたいところですが、はがねのつるぎは売り払ってしまいました」
「なんじゃと!」
だって練金に使えないんだもん。
城へ続く扉はイバラでがっちり固められている。エイト達、イバラがこんなに
育つ前に旅立ててよかったね。
エイトがいくら押しても動かない扉。そこでゼシカがイバラを燃やすことに。
選手交代する時のゼシカさんは、片手上げたりなんかして、とても得意気だ。
ゼシカの魔法で扉のイバラは消し飛んだけれど、イバラは城の全域にはびこって
いる。さすがにそれまでは燃やし尽くせないらしい。
「私の魔力じゃ とてもじゃないけど そんなこと 不可能なんだから」
自信ありげな、そして爽やかな笑顔でさらりと言ってのけるゼシカさんでした。
中庭にてトロデの回想。
「わしらの旅は あの日 わが城の秘宝が うばわれたことから 始まった
のじゃな……」
ミーティア姫が一人で星を眺めていると、トロデが呼びかけてくる。振り向いた
姫の顔は、ばっちりトロデの右腕に隠れている。何て巧妙な!
封印の間に兵士が倒れている。トロデは封印の間へ向かおうとするが、
「お父様。賊がまだ潜んでいるかもしれません。おひとりでは 危険ですわ」
姫に止められた。――もっともな意見である。
「いや もし アレが……あの秘宝が 狙われているのだとしたら こうしては
おれんのじゃ」
これも責任ある王として当然の行動だ。――問題は次の台詞。
「ええ。ですから私も ご一緒します」
「う……うむ。そうじゃな。それが いいかもしれん」
一人で乗り込むには危険。それを分かっていて姫は一緒に行くと言う。
だがはっきり言ってトロデは強い。エンディングで兵士の突き出すハルバードを
棒きれ一本で受け流していたぐらいだ。父の強さを姫も知っているはず。
それなのに一緒に行くと言う。
ならば、ここから導き出される結論はひとつ。
姫 は 強 い 。
トロデーンの王族は意外にも武闘派であるようだ。…なんちって。
侵入者は道化師のドルマゲスだった。彼は杖の絶大な魔力を手に入れ、究極の
魔術師になろうとしているらしい。
「そして 私のことを バカにしてきた 愚民どもを 見返してやるのだっ!!」
道化師は笑われてなんぼだろう――以前のわたしはそう思っていたのだけれど
考えてみれば道化師の仕事はひとを「笑わせる」ことであって「笑われる」こと
ではないんだよな。
ドルマゲスは杖の威力を試すため、照準をトロデにロックオン。
「お父様っ 危ないっ!」
ここでも姫に庇われるトロデ。しかし、二人とも杖の魔力で――。
白馬になった姫に何故か馬具が装着されていることには気付かない振りをしよう。
ドルマゲスはいずこかへ消え去り、城はイバラで覆われる。
城内で呪われなかったのはエイトただひとり。その理由は。
「……ふむ わからんか。まあ 運がよかったのじゃろうな。お前は 昔から
そうじゃったし」
え。昔から?その昔、エイトの運の良さを示す何があったというのだろう。
回想に浸るトロデとエイトにヤンガスが声をかける。
「城の中で あの船のこと 調べるんでげしょう?さっさと行くでがすよ~!」
噴水の前でヤンガス、ククール、ゼシカが待っている。トロデとエイトは目を
見交わして彼らの元へと歩み寄る。うん、好きだな、このカット。
イバラのはびこる城内。
「アッシ 長い話は苦手でげすが 兄貴がすげえって事だけは ちゃーんと
わかったでげすよ!」
それだけ分かれば十分さ、ヤンちゃん!
「別に 祈ったからって なんか こいつらが助かるわけでも ねえよなあ。
オレの 気休めさ」
その優しさだけで十分さ、ククール。
図書室の真上に穴が空いている。ここから飛び降りられたら楽なのに。
ネコに花が咲いているのはショッキングだが、その花がバラではないことも
ショッキングだった。
城の住人はみんな植物と化している。アップで見るとかなりコワイ。
チクッ!エイトは 話しかけようとして イバラのトゲで 指を刺してしまった。
血がにじんで 痛い。
血がにじんで――痛い。
言葉を話さない主人公だが、ここで彼の心情が読み取れる。
はぐれメタル(×2)に遭遇!一閃突きとまじん斬りが炸裂!
あ~、レベルがどんどん上がるよう。…上がりすぎるのはまずいよなぁ。
ゼシカがレディウィップ覚えた。確かこれって回復技だったっけ。
イバラが姫の肖像画を覆っている。こんなところでも情報規制。完璧だ。
封印の間に上がってみる。…馬になった姫はこの階段をどうやって下りたのか。
床にはまだ結界がほのかに光を発していた。
この結界は杖の魔力を封印するためのものらしいが、杖を奪われたらどうしよう
もないじゃないか。杖を持ち出すことのできない封印にすればよかったのに。
「ご先祖さまには 感謝せねばな。……もっとも できれば 変身の呪いからも
守ってほしかったんじゃがのう」
トロちゃん、命があっただけでもよしとしなきゃ。
じごくのよろいめ、ジゴスパーク放ちやがった!初めて食らったぞ。悔しい。
ミーティア姫の部屋に入る。
「どうしたエイト?きょろきょろして、何か挙動不審だぞ」
「あ、いや、その。…姫様の部屋に入るのって久し振りだから」
「もしかして今、タンスとか開けてなかったか?」
「クックル。お前、マヌーサの使いすぎで幻覚見てんじゃないの?」
「誰がクックルだ」
こっそりガーターベルトをゲット。
大臣は どこか満足そうな表情のまま 呪われて かたまっている。
…この人だけは、呪いが解けない方が幸せかも知れないな。
ぐるぐる回り道してようやく図書室へ。
「さて エイトよ。まずは 例の船について書かれている本を 探すのじゃ」
トロデ、手伝う気ナッシング。
「ら り る れ……。れ……?おっかしいなあ。れいのふねについて なんて
題名の本 どこにもねえでげすよ」
ヤンガスには期待できない。
「オレは このへんを探すから お前は 残り全部を担当な。じゃ そういう
事で」
ああ、お前はそういう奴だよ、ククール。
本は見つかったものの、船を動かす方法までは分からなかった。
落胆のため息をついた時、月光が窓を照らし、その影がゆっくりと部屋に伸びる。
それは偶然なのか――。
「月影の窓が 人の子に かなえられる願いは 生涯で一度きり。ふたたび窓が
開くとは めずらしい」
イシュマウリもびっくりだ。
だってねえ、エイトは、ほら…アレですから。
「さて いかなる願いが 君たちを ここへ導いたのか?さあ 話してごらん」
そんなめんどくさい。靴に聞いて下さいよ、靴に。
エイトは イシュマウリに 荒野の船のことを 説明した!
この時のエイトはゼスチャーの他に口パクもしてる。なんや、喋れるやん。
「ふたたび 海の腕へと あの船を抱かせたいと言うのだね。それなら
たやすい事だ」
イシュマウリ・パワーに不可能はない!
「君たちも 知っての通り あの地はかつては海だった その太古の記憶を
呼び覚ませばいい」
やる気になったイシュマウリ。竪琴をポロロン…とつま弾く。――が。
ブ チ ッ
あっちゃー、弦が切れましたがな。
「ふむ……。やはり この竪琴では無理だったか」
いや、あなたさっき「たやすい事」とか言うてはりませんでしたか?それより
「やはり」って…。何それ、確信犯?
安物の竪琴じゃ無理だから、それなりのものを持ってこいと言われた。
大いなる楽器。その名は――月影のハープ。
ある場所はもちろん知っている。だが一応、仲間の意見も聞いてみよう。
「……アッシには もう 何がなんだか さっぱりでがす!兄貴!助けて
くだせえ!」
だから月影のハープを探すんだってば。
「とにかく これまでの旅で 面倒みてやった奴の 誰かが 月影のハープを
持ってるわけだ」
面倒みてやった奴…。そんなのいっぱいいるよ、ククール。例えば君とか。
「たいそうな宝物らしいから 金持ちか 王族ってとこじゃねえか?」
だったら、最有力候補はトロデ王だね。
「わが城の 宝物庫には 月影のハープとやらは ない。わしが 断言する!」
ああ、そうですか。いや、知ってましたけどね。
というわけで、次なるミッションは月影のハープ探し!
でも、その前に――。