サザンビーク（２）

バザーで決戦前のお買い物。

「ようやく　帰ってこられたな。しかし　ずいぶん長いこと　
城を　はなれていたような　気がする」
寄り道しまくってごめんね、チャゴっちゃん。
「もう　バザーが　始まっていたとはな」
バザーは予定通り開催。王子が不在でも問題なし！

バザーを見て回るというチャゴス王子と別行動。さて。

「魔法の鏡を　受け取ったら　オレたちも　バザーに出てる店を
ひとつひとつ　見て回ろうぜ」
いんや、今見る。

早速、銀行から預金全額おろしてきたぞ。６１１８９Ｇ。
…どうしよう。使うのがもったいなくなってきた。
でもなぁ、次はドルマゲス戦だしなぁ。
無駄遣いにならないように脳みそしぼって買い物しよう。

まず、エイトとククールにまほうの盾。これで呪文のダメージ３０減だ。
ククールに至っては、けんじゃのローブを練金するので呪文ダメージ４０減。
けんじゃのローブを練金するにはインテリハットが必要だ。
そんでもって、インテリハットを練金するためにマジカルハットを３つ、
インテリめがねを２つ買う。
武器は買わない。ゾンビキラーなんかいらないもん。
…こんなものかな。残金３８６４６Ｇ。なんかすげー散財した気分。

「ねえ　エイト。あの王子様に　はやく城へ戻るように　
言ってあげた方が　いいんじゃない？」

あ、忘れてた。

チャゴス王子、物陰でこっそり盗品の大アルゴンハートを購入。
「じゃっ　じゃーん！　なんと　アルゴンハートだぞ！」
言われなきゃ分からんくらいにでかいね。エイトも思いっきり引いてるし。

クラビウス王に見られているとも知らず、嬉しそうに石を抱えて帰るチャゴス。
取ってきたアルゴンハートもらったけど嬉しくないよ。だって売れないんだもん。

チャゴス、クラビウス王の前に堂々と盗品アルゴンハートをお披露目。

「チャゴスよ。これは　お前が　倒したリザードから　得たものであると
神にちかえるだろうな？」
「も　もちろんです　父上」
「仮に　協力者がいたとしても　お前が戦って　これを手に入れたのなら
わしは　お前のちからを　認めるだろう」
「だが　それ以外の方法で　手に入れたのなら　わしはお前を認めん。
今いちど問う。戦って得たのだな？」
「は　はい。そのとおりです！これは　ぼくが　アルゴリザードと　
戦って　勝ち得たものです」
あーあ、言っちゃったよ…。
「…そうか　大儀であった。お前のちからの証　しかと受け取ったぞ」
チャゴスが最後までウソをつき通したので気落ちするクラビウス王。
親の心、子知らず。うーん、息子を甘やかしすぎたね。

「ときには　ウソも必要でがす。無事に魔法の鏡を　もらうには
黙ってるのが　いちばんでがすよ」
ヤンガス、大人の発言。

気落ちしている王様を励ましてあげよう。

「……そうだったのか。自分ひとりの　ちからではなくとも
おのれで戦って　これを手にしたか」
まあ確かに一太刀浴びせましたよ。その後ソッコーで逃げたけどね。
「こんなありさまでは　王位を継ぐのはおろか　妻をめとることすら
まだまだ　早いようだな」
早いどころの話じゃないと思います。
「チャゴスが取った　アルゴンハートは　もらっておくぞ」
どうぞどうぞ。持っててもどうせ売れないし。っていうか、チャゴスが取った
アルゴンハートなんてないよ。それはエイト達が取ったの。命懸けで。
「チャゴスが　忘れたころに　これをネタにして　しかってやるのだよ。
いつになるか　わからんがな……」
王様の背中に哀愁を感じました。

「私たちは　別に　なーんにも　やましいことなんか　していないけれど
どうして　こう後味が悪いのかしら」
「考えても　しょうがないから　魔法の鏡をもらって　はやいとこ
ドルマゲスを　倒しに行きましょう」
気分転換に殺人ですか。そんなあなたが大好きです。

ゼシカさんが早くドルマゲス殺したいってうるさいから宝物庫へレッツゴー。

うは！マジカルハット入手した。もうバザーで買っちゃったよ。
ああ、２８００Ｇが…。もったいない。

バトルフォーク入手！これが欲しかったんだよ！ああ、やっと手に入った。

「またまた相談があるんだけどね、ヤンガス」
「へい、兄貴」
「…あくまのしっぽ、俺がもらってもいい？」
「アッシは兄貴のお考えに賛成でがすよ」
「ここで練金しておけばぐっと楽になるのは分かってるんだ。だけど、でも…」
「ああ、もう何も言わねえでくだせえ。アッシにはドラゴン装備がありやすから」
「ありがとう。じゃあ練金させてもらうよ――デーモンスピアを」

というわけでヤンガスにやみのころもを諦めてもらった。
エイトに一度バトルフォークを装備させ、くるくる回して観察すること３分。
よし、堪能した。
んではバトルフォークとあくまのしっぽとどくばりを練金釜でじっくりことこと
煮込――って、インテリハット練金中だったよ…。

「ドルマゲスを　倒しに行く前に　バザーを見て回りたいんでがすが
やっぱ　ダメでがすかね？」
何言うてるの、ヤンちゃん。さっき買い物したばっかりやん。

→　はい

「そんなヒマ　ないでがすよね。アッシらの目的は　いち早く
ドルマゲスを　倒すことでがすものね」
何が欲しいのかしらんが、無駄遣い禁止！！

城の学者さんに魔法の鏡を見せてあげたら「この鏡からは魔力が感じられない」
と言われた。

チャゴスの脱走騒ぎでうやむやになっていたが、以前、宝物庫に進入した賊が
鏡の魔力を奪っていった…らしい。

この賊っていうのがドルマゲスなわけだけど、ヤツの行動もよく分からんな。
魔力を奪ってどうするのか。鏡ごと持って行けばええやんか。

西の森に住むご隠居が、鏡に魔力を取り戻す方法を知っているかもしれないとさ。
わたしも知ってるけど、一応聞きに行ってみるか。

その前に、サザンビークの人たちに挨拶回りしておこう。

ひとまずさよなら、クラビウス王。
「かつて　私の兄　エルトリオは　己が愛した女性を追って　
王位を捨てて　国を出て行ってしまったのだ」
「王族として　チャゴスには　己のための目的ではなく
国のためになる　目的をもってほしいものだ」
遠回しにエルトリオを非難していますな。

チャゴっちゃんにも、さようなら。
「おお　エイトか。今　未来の妻である　ミーティア姫のことを　
考えていたんだ。ぐふふふ」
「まあ　お前たちには　儀式で　多少なりとも　世話になったわけだが
特別に　ぼくの結婚式に　招待してやるぞ」
ウソつけ。過去２回クリアしたが、ご招待受けた覚えはないぞ。
「ありがたく思えよ。お前たちのような　平民ふぜいが　
王族の結婚式に　出席できるんだからな」
エンディングをお楽しみに！

ふっふっふ。ついにできたぞ。デーモンスピア。
エイトに装備させる。おお。
攻撃力が　１９４　→　２４１　に大幅アップ！強いぞエイトさん！

ここまで頑張ってくれたホーリーランスはふくろにしまっとこ。
絶対に売らないもんね。
何故なら――ホーリーランスが好きだから。
この白っぽくて優美なフォルムがめっちゃ好き。もうメタルキングのヤリの
次に好き。

しかしデーモンスピア、かっちょ悪いな。悪魔の顔がくっついてるところが特に。
こんなんだとは思わなかった。前回も練金したけど装備させたことなかったから。
なんか…エイトに似合わない。
こうなったら、はよバトルロードのランクＡに優勝して英雄のヤリもらわな。

色々あったけど、さらば、サザンビーク。